Apple Configurator を使ってみよ(設定編)
Apple Configurator は 3/7 の「The New iPad」のリリースの裏で、こそっと公開された Apple 提供の無料 MDM。1度に30台まで同じ設定したり、OSをアップデートしたりできるらしい。
ちょうどお客さんのキッティング話があるし、Apple Configurator のヘルプ を眺めつつ試してみたよ。:-)
検証環境
Apple Configurator は App Store からインストールする。App Configurator 1.0 の動作環境は Mac OSX 10.7.2 以上、iTunes 10.6 以上が必要らしい。
デバイスの設定
まずはデバイスの準備ページをいじってみる。UIはこんな感じ。
iOS
インストールするバージョンを指定する。「変更なし、最新、その他」を指定できる。監視「オン」の場合「変更なし」は選択できないっぽい。過去バージョンに変更したい場合、「その他」を選択して ipsw を指定する。ipsw の入手先はこの辺を見ると書いてある。
- http://www.limera1n.cc/2011/11/ios-501-ipsw-download-for-iphone-ipad.html
- http://www.iphone4jailbreak.org/ios-5-1-ipsw-download.html
過去バージョンをインストールする場合「すべてのコンテンツと設定を消去」をチェックしないと実行されない。
監視
1回限りの設定をしたい場合「オフ」、継続的に管理対象にしたい場合「オン」を選ぶ。
プロファイル
チェックをつけたプロファイルが適用される。新規作成する場合、+ ボタンを押すと iPhone 構成ユーティリティのような画面が出てくる。既存プロファイルがあるなら、ドラッグ&ドロップすればOKらしい。編集する場合、対象プロファイルを選択してダブルクリックする。
なお、プロファイルをインストールする場合、デバイス上で「インストール」をタップするよう要求されるので、こればかりは1つ1つ手動でやるしかない。
アプリの選択
App タグに切り替えて、+ ボタンを押して、追加するアプリを指定する。iTunes ライブラリ内の ipa が選択できる。
有料app を指定した場合、App Store Volume Purchasing Program for Business(VPP) の redemption code の入力をインストール時に確認するよ、という警告が出る。日本じゃまだ VPP が使えないので Apple Configurator でインストールできるのは無料アプリだけ。ここが残念。:-(
デバイスへの適用
画面下にある「準備」ボタンを押すと、USB接続しているデバイスが一覧表示されて、開始確認のダイアログが出る。全デバイスに同じ設定を適用するなら、チェックをつけて適用ボタンを押す。設定の適用が始まると、順次適用される。
環境設定をいじると完了時のサウンドを鳴らせるらしい。
おまけ
iPad のOSバージョンを iOS5.0.1 から iOS5.1 にした後、ホントに ipsw を使って iOS5.0.1 に戻せるのか試してみた。:-)
まずは「すべてのコンテンツと設定を消去」にチェックしし iPad1,1_5.0.1_9A405_Restore.ipsw をダウンロードして指定。準備 OK と思って実行したら、iTunes から下の警告が出る。OK を押すと、iPad が再起動して、またこの警告が出る。無限ループになったので中断 :-(
なんだろと思いつつ、Apple Configurator の復元でバックアップを作ったあとに再実行したら、今度は iOS5.0.1 のダウングレードが先に進んだ。
その後「バックアップを復元中」の状態(↑)で Apple Configurator が止まってしまい、完了に進まない。再度、中断。
iPad はOS更新中のステータスバーとか出てたから更新されたんだろとおもってたけど、設定でOSバージョンを確認したら iOS5.1のまんまになってた。しかも、アプリとか全部消えた状態で、更新失敗だー (T^T)
とりあえずで作った iOS 5.1 のバックアップを指定したのが、まずかったのかな? ^^;)
Apple Configurator + iTunes の動作がイマイチ分からないけど、もしダウングレードする予定があるなら、バックアップはあらかじめ作成しておいてから、OSのアップデートをすべきなんだろね。